物事や仕事が上手く進まなくて、ヤキモキしている人はいませんか。また、日々の生活に嫌気がさしている人や慣れた職場で働くことに疑問を持っている方。さらに、家族や友人等人間関係が悪くなってしまった人。
上記のような人に読んでほしい本「チーズはどこへ消えた?」を紹介します!
この本は人生や仕事、人間関係等あらゆることに応用でき、変わるためのヒントを教えてくれます。
作品紹介
この本はかつてのクラスメイトが集まり、その中の1人が他の人々にこの物語の話をする場面から始まる。物語はある迷路で起こった出来事をめぐる話である。登場人物は「チーズ」を探し求める二人と二匹。チーズとは人生で追い求める、仕事、家族、財産などの象徴であり、迷路はそのチーズを追い求める場所を表している。
二人と二匹がチーズを追い求める物語の場面とこの物語を聞いてクラスメイトがディスカッションする場面とで構成されている。
作者紹介
著者はスペンサー・ジョンソンという方で医学博士、心理学者である。心臓のペースメーカーにも関わっている。
多数の著作活動をしている。
ーチーズはどこへ消えた?からー
この本の特徴
ディスカッションしている場面があること
なぜこの場面があるといいかというと、自分と登場人物に当てはめて考えることができることだと思う。
作品紹介にも書いたように、チーズの物語を読んで本の中で色々な立場の人物が自分の立場だったらどのように当てはめられるかをディスカッションしている。
自分の会社に当てはめる人もいれば、家庭に当てはめる人、自分の夢に当てはめる人色々な状況に応用できることを教えてくれる。
実際に私も、ビジネス書として読んでいたためビジネスの視点でしか読んでいなかったが、ディスカッション部分はそのほかの視点で読めるという気づきを与えてくれた。
本の厚さが薄い!!
とにかく薄い!100ページもないことが特徴だと思う。
私は本が好きであるため本の厚さを気にしたことは無かったが、薄い本を読んでみて気が付いた。
ぶ厚い本を見たときに思うことは、読み応えがありそうだが読むのに気力がいりそうではないだろうか。本が好きでない人からしたら、読めるか!と読む前から気力がなくなるのではないか。
しかし、この本はとにかく薄い!棚の隙間でも収納できそうなほど薄いのだ。
それに加え、物語の自分が気付きを得たときチーズのイラストともに一言だけ書いてあるページも多い。
薄いうえに文章量も多くないということだ!
そのため、本が苦手な人や活字が苦手な人も読むことができるのではないだろうか
何度も読み返すことができること
上記にも書いたようにとにかく薄いため、読み返すことにハードルが低いことがいいところの一つであると考える。
本を読んでもその時はやってみよう!、参考にしよう!と意気込むかもしれないがしばらくしたら忘れてしまうことも多いのではないだろうか。この本がぶ厚い本であったら、もう一度読む気になれるだろうか、一回読んで達成感を感じるだけではないだろうか。
この本は思いついたときにパッと手にとり、軽く読めるため読み返しやすいと思う。
私も買ってすぐに読んで意気込んだものの、しばらくしたら忘れてしまい行動することができなかった。しかし、家にいてたまたま目に留まったため再び本を読んでいると、最初に読んだときに気持ちがよみがえってきた。
このように、何度も自分を振るい立たせてくれる本となっている。
また、どのような状況にも当てはめることができるため最初と今読むのでは物語の捉え方が異なるのではないかと思う。
得たこと
常にアンテナを張っておき変化しつつあることに気が付き行動すること
例えば、健康。あれ何かいつもと違うな?→喉が渇きやすいな→トイレに行く回数が増えたな→体がだるいなとどんどん症状が進行し結果糖尿病となっていた
私は糖尿病ではないかが健康に当てはめると自分の些細な変化に気が付かないと大きな病気や取り返しのつかないところまで悪化するのは容易であること
人間関係も同じだ。何か友達の様子がおかしい、何も言ってこないから大丈夫だろうと考えていると気がついたら友達が離れていったや友達が心の病にかかっていた等変化に気が付いて対処する必要があるという事だ。
この本は変化していることに気が付き、対処することが大切であることを教えてくれた。
手に入れたものに慢心しないこと
手に入れたものに慢心したことで、失ったことが受け入れられず現状から逃れられなくなるという事を学んだ。
どうしても得たものに満足してしまい、得たものが無くならないと慢心してしまいがちではないだろうか。
しかし、行動しなければ変化する。例えば、家庭。配偶者を得た!→これで将来安心だ→お互いを思い合わず生活する→相手の不満が溜まる→家庭環境を修復できなくなる→離婚→なぜこうなってしまったという思いになる
このように、得たものをどう生かし行動し続けるかが現状をより良くしたり、現状を維持できる。
つまり、手にしたことに満足せず行動し続けることが大切であることを得た。
最期に
この本から得ることは人によって違う事、どのように生かすかも読者によること等この本は薄いがどのような人でも学びを得ることができる本となっている。
是非、悩んでいる人、現状に満足できない人、変化が受け入れられない人は読んでほしい本である!
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